オオ、ジュニア!

~ありふれた少女の非凡な一日~

無題

ガトーショコラを焼いたらキノコ雲のように膨らみ、最終的には3つに分裂してタワシが出来ていた。

嗚呼、一体僕が何をしたというのだ。

 

 

「優しい人になりたい」と常々思っているのだが、どうにも上手くいかない。

優しさを自覚した時点で、優しさは失われる。

「優しくしよう」と目的を定めるのは…いや、優しさは目的物ではなく副産物だろう。

「俺は優しいぞー」なんて思い人間ほど優しくないし、なんだか滑稽だ。

「優しくしなきゃ!」なんて思うのは、なんか違う。

…そもそも優しくないからそう思わなければならないのだろう。

「優しくなりたい」と望むことも、おそらくそれと同じ。

極稀に「優しいね」なんて言われるのだが、その度苦悩する。ほんの少しだが。

望めば望むほど、意識すればするほど、優しさは僕から遠のいていく。

アキレスは亀に追いつけないのである。…うん。たぶんこれは誤用だな。

これを書いている内にも優しさは遠のいている。きっと。

だからそろそろ終いにしようかと思う。

……結局僕は何が言いたかったんだ!?

 

 

文章を書くのがこんなにも難しいとは。

いざ、と書いてみたもののオチがつかない。

……うぅむ。

…落ち着かない。

…オチつかない。

お後がよろしいようで。